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Candy Stripper デザイナー板橋よしえの「おしえてすきなひと」 第5回 LiSA

「今日もいい日だって思えるように
楽しいことを見つけていくようにしてます」(LiSA)

——今は、音楽活動を通して<今日もいい日だ>をファンに伝えてますよね?
LiSA はい。それが根本かもしれないですね。なんか、本当に全部が嫌だって感じてた時期があったんですよ。なんのために生きてるのかわからない。なんで生きてきたの?なんで、私、今、生きてるの?って子供の頃に思っていて。でも、楽しいことや幸せなことをいっぱい見つけていこうって思ったときにすごく変わりましたね。それが、小学校2年生の頃かな。私、ずっと死にたいって言ってましたから。
板橋 えっ。そんなに小さい時に!?
LiSA 多分、たまごっちを買ってもらえなかったからだと思います(笑)。 明確に<今日もいい日だ>っていう言葉をくれたのは、東京に出てくる直前なんですけど、母が言ってることはずっと一緒で。それまでも、「一緒にいいこと探しをしよう」とか、「一緒に幸せ探しをしよう」みたいなことをずっとやってましたね。寝る前に「今日、なんかいいことあった?」って話したりとか。
板橋 お母さん、素敵だなあ…!
LiSA お気に入りの服を1つ買って、今日はこれを着る。それだけで今日は特別になる。楽しいことは自分で探さないと。幸せって誰かにもらうものかもしれないけど、自分がちゃんと幸せになる気持ちがないとなれないなって思うんですよ。
板橋 LiSAちゃんのライブは辛いことがあっても前を向いて、信じていれば、きっと楽しいことが待ってるって思える。 LiSAちゃんの言葉ひとつひとつひとつが心強くみんなの心に届くのは、 LiSAちゃんがみんなを楽しませるための努力を惜しまないからなんだろなあ。
LiSA いや、本当にファンやスタッフのみんなに支えられてます。どんな失敗をしても、みんなが、大丈夫!頑張れって言ってくれるから。

板橋よしえ LiSA

——最後にキャンディのこれからに期待することをお伺いできますか?
LiSA 一生、キャンディを着てたいです。このコラボと一緒で私からお願いするようなことは何もないです。期待しかしてないです。
板橋 うー。泣ける…。LiSAちゃんみたいな存在が一人でもいてくれることで、頑張ろうって力になるよ。LiSAちゃんはいつも、思っていることをちゃんと言葉にしてくれたり、会った時に表現してくれるよね。それがいつもいつもすごく嬉しいよ。今日もまた頑張ろうって思った! LiSAちゃんがモチベーションを保つ秘訣は?
LiSA よしえさんと一緒ですね。ファンの人たちが待っててくれて、信じてくれてるから、もっと楽しい音楽を作るぞとか、もっと楽しいこと何かないかなって思える。このコラボも、その人たちが、あ、楽しいなとか、なんか嬉しいなって、日常の中にいいこと、楽しいことが1個増えるといいなって思ってます。
板橋 どんどん世界が広がっているLiSAちゃんのこれからはどうなっていくのかな?
LiSA うーん。やりたいことは、その時その時に降ってきて、これやりたい、あれやりたいって出てくると思うんですけど、やっぱり根底は、みんなと楽しいことをいっぱいしたいなって思いますね。音楽の趣味も変わっていくし。みんなの環境もどんどん変わっていくけど、できるだけ今いる人たちと、これから出会う人たちと、楽しいことをいっぱいしたい。人生の中で楽しいことをいっぱい増やしたい。今、私についてきてくれてる人たちと一緒にやりたいなって思います。明確な場所をどっか言え!って言われたたら、とりあえずドームかなって。あはははは。でも、基本は好きな人たちとずっと一緒に遊んでられたらいい。ずっと一緒に生きていられたらいいなって思います。

りさ
2011年春にソロデビュー。数々のアニメ人気作品の主題歌を担当し、国内のみならず世界中にてヒットを記録。圧倒的な熱量を持つパフォーマンスと歌唱力、ポジティブなメッセージを軸としたライブで人気を集め、数多くのロックフェスでも活躍するライブアーティストとしてその存在感を示している。
いたばし・よしえ
1995年、服飾系専門学校在学中に「Candy Stripper」を立ち上げる。1996年、株式会社ミニストリー設立。2017年、Candy Stripper BLACK collectionをスタート。PUFFY 大貫亜美とのブランド「ROMPUS」が今年15周年を迎えた。